痔瘻手術後の化膿は大丈夫?
痔ろう手術後の後の回復は、術式にかかわらず基本的には自己再生能力で傷を治していくことになります。
病院で処方される薬は、傷を治す補助をしてくれる重要な要素です。かならず主治医に指示されたとおりにサボらず使用しましょう。
痔ろう手術後に怖いのは傷口が不衛生になり化膿してしまうことです。
化膿してしまう事により傷が悪化する他、合併症などの危険性が高まります。
なるべく排便後はウォシュレット、携帯ウォシュレット、流せるウェットティッシュなどで肛門を清潔に保ちましょう。
自己再生能力を最大限に発揮するためには、血行促進が効果的です。
1日に1度と言わず朝、昼、晩、寝る前と可能な限り何度もお風呂にはいることで血行が促進され、自己再生能力が最大限に発揮されます。
意外と忘れられがちなのがこの「肛門への負荷を下げる」ということです。
肛門に負荷がかかる一番の要素は排便に関わる以下の2つです。
下痢が勢い良く出ることにより傷に圧力がかかる
便秘による固い便が通過することにより傷に圧力がかかる
いずれも下痢、便秘など腸の働きが正常でない事が大きな原因となります。
下痢や便秘を繰り返すとどうなるでしょうか。
下痢を放置すると苦労して手術で治療した痔ろうが再発する可能性が高くなります。
痔ろう手術後は再発防止を兼ねて下痢を完璧に治すことが必須なのです。
苦労して手術を受け治療した痔ろうがいとも簡単に再発してしまうのです。