痔 痛い 対処法

痔が痛いときの対処法

おしりの状態を自分で確認することは難しいものですが、痛みや腫れがあったり、出血が見られるなどの症状があるときは、痔かもしれません。痔は放置してもよい疾患なのでしょうか。それとも、なんらかの処置を行ったり病院に行く必要があるのでしょうか。ここでは、肛門に違和感があるとき、自分でできる応急処置法についてまとめてみます。

 

痛みがあるときの応急処置ですが、痔の種類によって対処法が異なるため、まず、自分が「イボ痔」、「切れ痔」、「痔ろう」のうち、どの痔なのかを確認しましょう。

 

痛み・イボの突出・肛門の外側が腫れている場合は、「イボ痔」の可能性があります。シャワーではなく湯船につかっておしりを温めることで、血行が促され、症状がやわらぎます。痛む場合は、軽くひざを曲げて横向きの姿勢に寝ると、肛門に負担がかからなくなります。市販薬の中には、痛みを抑える効果が含まれるものがあるため、使ってもよいでしょう。

排便時に肛門が切れるような痛みがある場合は、「切れ痔」の可能性があります。イボ痔の場合と同様、おしりを温めて血行をよくしましょう。下着の上から、カイロをあてて温めるのも効果的です。

 

肛門の周囲が熱を持ち、赤く腫れてズキズキ痛む場合は、「痔ろう」の可能性があります。患部が化膿しているときは冷やします。イボ痔や切れ痔のように、温めると逆効果になるため気をつけましょう。痔ろうは病院での治療が必須なため、早めに病院を受診することが大切です。

 

出血があるときの応急処置は、出血の仕方はさまざまです。大腸がんなどの可能性も考えられるため、応急処置後に出血が治まっても、異変を感じたら必ず病院を受診しましょう。